2011年2月21日月曜日

図書館グッズを作ろうキャンペーンの栞を公開!

図書館グッズを作ろうキャンペーンの《ツクロウ君》栞を公開しました。
昨2010年11月5日(金)に完成し、11月24日(水)開催の図書館総合展のトサケンフォーラム
「今日から使える図書館ブランディングセミナー-図書館魅力再発見計画-」で参加者に
配布されました。

オモテ面には、オリジナルキャラクターの《ツクロウ君》付きでグッズ作りの標語を配し、
ウラ面にはワンポイント解説を載せてあります。

完成品の写真は以下のとおりです。刷り上がりでA4判全8点セット8切、裁ち落とし。

[オモテ面] [ウラ面]

文面は以下のとおりです。各館、各社での企画立案などにご活用ください。
全国図書館グッズマップの一層の充実に、多少ともお役に立てれば幸いです。(に)

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図書館グッズツクロウ栞 ワンポイント解説
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A01
"グッズは
図書館を活性化する!"


●グッズとは
「グッズ」とは,何らかの実体のある品(オブジェク
ト)にメッセージやシンボルを加えたりすることによ
って主体(サブジェクト)の印象や知名度,浸透度を
上げるための仕組みをもったものといえる。一般的に
はグッズにもさまざまな種類がある。例えば,館内備
え付けのメモ帳やコピー用付箋をはじめ,筆記具など
の文具はステーショナリと呼ばれる。他にも,もらう
とうれしい小物はアメニティ,名前を印象づけるノベ
ルティグッズ,販促(SP)ツールという言い方もある。


A02
"グッズは
図書館員を元気にする!"


●ノベルティ
「グッズ(goods)」という用語は,「宣伝のために会
社名などを入れて配付する贈呈用の品物 」を指す「ノ
ベルティ(novelty)」と組み合わせて「ノベルティグッ
ズ」,あるいは単に「グッズ」が販売促進用の「景品」
を指す用語として,日本でも多く使われるようになっ
てきた。ノベルティの5つの法則として、「キュート」
「実用性」「人並み」「コンパクト」「知名度」「リッチ」
がある。[KANKO!(http://www.kanko-sp.co.jp/)]

A03
"グッズは
職場を明るくする!"


●メディアミックス
グッズを企画するときは,単体で考えるだけだとすぐ
行き詰まる。ALAの場合,キャラクターには,映画ス
ター,アスリート,歴史的偉人,アニメキャラクター
などを起用し,紙だけでなく,Tシャツ,マグカップ,
ピンバッジ,ステッカーなど各種アイテムを揃えてい
る。メディアミックスの考え方でグッズのラインナッ
プを展開すれば,セット販売もできるし,各種グッズ
同士での相乗効果が期待できる。


A04
"グッズは利用者を
笑顔にする!"


●メッセージ性
広報を目的としてライブラリー・グッズを作成する場
合,「読書や学習に使うもの」といった,「利用者の図
書館利用を補助する」という機能面は必須ではなくな
る。機能面に代わって重視されるのは,「利用者に認
識してもらいたい図書館像」というメッセージである。
それが効果的に届く品目を選択すべきであり,最も効
果的に届くのであれば,それは必ずしも図書館で使わ
れるものに限る必要はない。


A05
"グッズは
利用者満足度を上げる!"

●ターゲット
グッズの企画は,配布対象を広く一般にするならば人
目をひく低コストのもの,限られた特定の人々に対象
を絞るならば特典や希少価値を感じさせるものなど,
目的によって変わってくる。販売促進の対象物は何な
のか,誰をターゲットにするのか,結果的にどのよう
な効果を得ることを目的としているのかを明確にす
る必要がある 。

A06
"グッズは
経営者へのメッセージ!"


●アドボカシー
今後のライブラリー・グッズのあり方としては,単に
一過性の作成・配布に終わるのではなく,マーケティ
ングに基づいた長期の計画の中でのキャンペーンや
ブランディングのもとに企画され,図書館アドボカシ
ー活動(政策提言)の一翼を担うツールとして位置づけ
られていくことが必要である。


A07
"グッズは
図書館教育ツール!"


●キャンペーン
アメリカ図書館協会(ALA)の読書推進キャンペーン
の「READ」の栞やポスターが有名である。「READ」
のロゴはキャンペーンのロゴであると同時にスロー
ガンでもあり,強いインパクトを打ち出している。実
在架空を問わず様々な有名人や有名キャラクターが
ボランティアでモデルとなって,本を片手に「READ」
のロゴとともにポーズをとるデザインは,次々登場す
るモデルの話題性によって色あせることがなく,ALA
Store でオンライン購入が可能となっている。

A08
"グッズは
図書館界を変える!"


●パブリシティ
個別の館での企画の限界を超えるには,全国的なイベ
ントとの連動が重要になる。全国図書館大会や都道府
県レベルの大会,学会・研究会などの機会を社会的ア
ピールの機会として捉えて,各種のグッズを投入して
いけば,マスコミへの話題提供(パブリシティ)によ
って取材を受ける形になる。広告費なしで大々的なパ
ブリック・リレーションズ活動を展開できるので,一
石二鳥,一挙両得になる。

以上■